喫茶マリン~ミートスパゲティーとカツカレー大盛~【20160709】
道の駅つるぬまを出て暫しのドライブの後、目的地である喫茶マリンに到着した。
店前が広く空いているので駐車場かと思いきや、ここは歩道のため駐車禁止との表示があった。
店向かいか店裏手に駐車場があるのでそちらを利用する。
到着したのは13時30分前だったが駐車場は8~9割埋まっていた。
店裏手の駐車場に車を停め、店に向かう。あの角を曲がればマリンがある。タオルを持参し、夫もすっかり臨戦態勢だ。
壁一面に海のイラスト。これは目立つ。中待ちに数名、外観などを撮っていると中から店員さんが出てきて、少し待つ旨の確認と、名前や人数等を聞かれた。店の入り口で待っても車内で待っても良いとのこと。我々は入り口で待つ事にした。
5~6分ほどで店内に呼ばれ、カウンター席に案内された。
水とおしぼりが出された。今ではおしぼりを出す店も少なくなったと思いつつ、手を拭う。
どこぞのブランドで使われているような生地のメニュー。
夫曰く、この店は何を頼んでも大盛状態だと言う。私は別に大盛でなくても良いのだ。周囲をチラ見すると、天丼の注文率が高いように思う。この店の名物のようだ。私は天丼には興味なし、チーズメンチカツ定食やハンバーグ定食も気になるがデカ盛りならば定食系は避けた方が無難か。カツ丼も気になるがこちらもご飯物、ピザならばそれほど大きくないだろうか。などと思い悩むも、喫茶店のスパゲティが食べたいと思い、私はミートスパゲティを、夫はカツカレー大盛りをオーダーした。
クールで表情の変化に乏しい店員さんにスパゲティの量を聞かれた。逆にどれ位なのか尋ねると、麺だけで800グラム程だと言う。食べきれなかったら夫も食べると言うし、¥50で持ち帰りも出来るとのこと。量を減らすのも癪だったので普通盛りでお願いした。
インターホンでカウンターから厨房へ淡々とオーダーを通す店員さんが冷静過ぎて笑いがこみ上げそうになった。恐らくわかりやすくオーダーを伝えるためにわざとそうしているのだろう。
インターホンオーダーの直後、厨房から長身細身のご婦人が現れ、大盛はかなり多いが大丈夫かといった確認をされた。周囲の様子から、普通盛りはシェアして食べたり持ち帰りもできるようだが、大盛はそれらが禁じられているらしい。
待っている間にふと左を見ると、ひとつ¥110で手作りおはぎが売られていた。水曜日と土曜日の限定販売らしい。こしあん、粒あん各種あったが、2個入りのこし餡のおはぎの購入を決め、カウンターに確保した。
シールの色でこし餡と粒あんを見分けられるようになっている。このようにテーブルに置いておいた所、先ほどの冷静な店員さんが持ち帰り用の袋に入れてくれた。
いかにも喫茶店的なフォークと、粉チーズ・タバスコもセットされた。
オーダーから7~8分で、まずは私のミートスパゲティが、続いて夫のカツカレー大盛が運ばれてきた。
大きい皿が並ぶとそれほど大きく見えないかもしれないが、コップと比較するとデカ盛り具合が分かりやすい。
大きな皿にたっぷりと盛り付けられた輝かしいミートスパゲティ。この量で¥750とはコストパフォーマンスが抜群に高い。
つややかでいかにも美味しそうだ。勿論香りも良い。ミートにはこれ位の太麺でないと。流石良く分かっていらっしゃる。
粉チーズもタバスコもかけ放題だ。美味い。しかし熱い。フォークの形状か、スパゲティを巻き付けると一口がかなり大きくなり、頬張ると熱さで口内がやられた。しかし旨いので一口、また一口と食べ進んでしまう。
夫のカツカレー大盛り¥750+¥200。尋常ならぬご飯の高さ、厚みだ。カツも赤い館のカツ丼と同じ位、いやそれ以上の大きさと厚みだ。
文字通り、山盛りのごはん。ものさし代わりに立てたスプーンでその量を察して欲しい。このご飯の量だとバランス的にカレーのルーが少ないような気がしていたら、店員さん曰く、ルーは後で足してくれるとのこと。ある程度食べ進んでご飯とカツが残った夫はルーの追加を依頼した。
さて、一方の私はというと、半分ほど食べた頃だろうか、空腹だった身体も脳も一段落して、これを持ち帰れば一食分になるな。という考えが脳裏をよぎる。持ち帰るならば麺の伸びを気にしなくて良いピザにすべきだったかとも思った。
隣の夫はカレールー追加待ちで手持無沙汰な様子だったので、ミートスパゲティを勧めてみると、大き目のふた口位食べた。彼もこの味を気に入ったようだった。さて、この中盤のミートが良い気分転換になるか、はたまた後から打撃となって表れるのか…
ルーを少し足して下さいと言った夫だが結果的には追加のルーもかなり多めだった。これは先ほどのスパゲティが仇となるか。ジーンズのボタンを外してリミッターを解除し、いよいよ気合を入れているようだった。
自分のスパゲティはもう持ち帰りにしようと思いながらカレーと闘う夫を待ちながら一口、またひとくちとやっているうちに、
半分程残してあったスパゲティはこの位になり、気づけば残りはこの程度になっていた。
ここまで食べたのなら食べ切るさねとついつい完食してしまった。
嗚呼、美味しいとは恐ろしいものよ。どうせ食べきるのなら、麺がもっと美味しいうちに完食するんだったと少しだけ後悔したが、そもそも完食の予定はなかったのだ。
スパゲティには食後のコーヒーか紅茶がついている。コーヒーがあまり得意でない私は紅茶をお願いした。
今週はこのタイプのテーブルに縁があるなと思いながら撮ってみた。
紅茶も飲み終え、まったりモードになった頃、夫も無事に完食した。
右上に見えるのが普通盛りのカツカレーだ。普通盛りでも一般的な店の大盛以上の量だと思った。
一人で食べなければならないというルールの下、舐める位なら良いと夫のカレーをひと舐めさせてもらったが、なかなか濃厚でスパイシーなカレーだった。あくまでも舐める程度での第一印象だが。
後で知ったのだが、実はスパゲティは量が比較的多めのメニューに含まれるらしい。
次に訪問する機会があれば、ハンバーグやとんかつ、カツ丼、ピザ、チーズメンチカツ単品¥280も食べてみたい。空の器から盛りの良さが想像できたパフェやデザート類も捨てがたい。夫がその気になった際にはまた同行したいと思う。
店内にアンジェラ佐藤が食べた証が残されていた。壁紙と同じ素材だが、壁に書いたものを額に入れたのだろうか。写真の通り、スパゲティ大盛、天丼大盛、カツカレー大盛にフルーツパフェまで食べたようだ。流石はアンジェラ姐さん、持久力というか、沢山食べ続けられるのが凄いと常々思う。
💰今回の支払💰¥750也。(おはぎは夫が支払)
【店舗情報】
喫茶マリン
住所:滝川市泉町1丁目13-37
電話:0125-24-5948
営業時間:10:00~20:00(LO19:40)
定休日:日曜日
座席数:28(カウンター6、テーブル4×4、6×1)
喫煙可
駐車場:有(約15台・案内看板有)
画像検索によると、一時的に営業時間が変更になったこともあるようだった。遠方から訪れる際や訪問時間によっては事前に営業時間を確認した方が良さそうだ。