げん吉～タンタンメン～【20170304】
冬季土曜休業の夫は、3月から隔週で土曜日出勤が始まる。
そんな訳で、夫の終業後、夕食に出た。
ローテーション入りの人気店、未訪の気になる店を確認し、やって来たのはこちら
らー麺中華麺 げん吉 だ。
この店のタンタンメンが美味だと夫から何度か提案を受けていたが、何故かその気にならなかったようで、数年間華麗にスルーしていた。
だが今日の私は夫や某繁盛店店主が美味いと太鼓判を押すタンタンメンがどうしても気になり、めでたく初訪問となった。
時間は5時過ぎ、先客一組、私はタンタンメンと決まっている。
どの品も良心的な価格設定だ。
迷った夫はラーメンチャーハンセットを味噌で注文した。
店内の、板の間に座布団を使うタイプの小上がりには4人掛けの座卓が3卓、L字のカウンターは8席あった。
カウンターの灰皿には一柳製麺の文字が。個人的には一柳の麺を使用していると、拘っている印象を受ける。（あくまで個人的な印象で、食べてすぐにわかるのはさがみ屋だったりする。）
灰皿は、バージョン違いもあった。
注文し、待つこと数分、後客が続々と入店し、あっという間に小上がりが満席になった。
オープンキッチンを覗くと、平静を装おいつつも、壮年の店主がどこかに電話をかけていた。
まず先客の注文分が提供され、続いて我らの品が配された。
画像の撮影時間を確認すると、少なくとも25分は経過していたが、特に急いでいるわけでもなく、居心地の良い店内で寛いでいたので、待たされたという印象はなかった。
タンタンメン ￥700
一柳製麺の麺。独特の食感で美味。
注文毎に中華鍋で茹で、平ザルで上げるのが好印象だった。
よく見れば、メンマも隠れていた。
メンマ好きとしては、タンタンメンにメンマが入っていると、嬉しさ倍増だ。
なるべく挽肉を散らさぬように、麺と和えて頂いた。
スープは胡麻の風味が豊かで、辛さはとても穏やかなので、辛い物が苦手な方でも辛くて食べられないということはないような気がする。見た目はあっさりしているようでも、コク深い味わいで、米を我慢するのに随分と忍耐力を要した。
夫のみそラーメンとセットのチャーハン ￥800
みそラーメンは、タンタンメンに比べると、さっぱりと優しい味わいだった。化学調味料に頼らないじわじわと穏やかな旨味だと、帰りの車で夫も話しており、激しく同意した。
チャーハンは香りからして旨い。久しぶりにグリンピース入りのチャーハンを頂いた。香ばしい香りとパラリとしっとりの絶妙なバランスに、チャーハンはかくあるべきと唸る味わいだった。※我家では、このようなチャーハンを「正しいチャーハン」と表現している。
この正しいチャーハンを心ゆくまで味わいたいので、次回訪問時はラーメンかチャーハンか、大いに悩む事になるだろう。
我らが食べ始めた頃、恐らく先程の電話の相手とおぼしき奥さんらしき女性がやって来た。にわかに活気付くというか、安堵の表情を見せた（のを見逃さなかったのだよ）店主は、奥さんとのコンビネーションで次々と料理を仕上げていった。
独特な雰囲気の店主と、大変元気な奥さん（と勝手に認識した）は見るからにお人柄が良さそうで、地域に根付いているのも納得だった。
是非また訪れたい店である。
💰今回の支払💰￥700也。満足！
【店舗情報】
げん吉
住所：札幌市北区太平12条4丁目8-11
電話：011-774-2397
営業時間：11：00～21：00（LO20：20）
定休日：火曜日
席数：20（カウンター8 小上がり4×3）
店内喫煙可
駐車場：有（店前2台、隣が使える時もあるらしい満P時は店に確認）