吉野ダイニング~そば粉のクレープとうにのバター正油スパゲティ大盛~【20160825】

   

この日は夫の給料日だったので、彼は夕食不要と街に出た。しかしお目当ての店数軒にことごとく振られ、晩飯難民となって私の元に舞い戻って来たのであった。

習い事を終えた息子の夕食を用意し、家を出た時には既に21時を30分も回っていた。20時を過ぎるとその日の営業を終える店も増え、訪問可能な店の選択肢がぐっと少なくなる。

あれこれ思案し、できれば近場で、勿論美味しい店ということで、営業時間や定休日が定かではなかったが、取り敢えず行ってみようと、吉野ダイニングにやってきた。

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こちらは夫の知人おすすめの店とのことで、初訪だ。丁度店の前に到着した時に、コック服を着た店主らしき方が店の外に出ていた。22時半を過ぎていたので、車内から営業確認のために声をかけたものの、酔客だと思われたのか、数回声をかけるもガン無視され、一旦は店を離れたが近所を一周して戻り、今度は車から降りて店内に声をかけ、営業の確認をしたのだった。店前に車を停められそうだったので駐車可否を問うと、不可とのことで、隣のパーキングを利用した。

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扉には営業時間や定休日などが書かれたボードがかかっていたが、写真を撮るのがためらわれたので未撮だが、私の記憶では、閉店が25時になっていたように思う。

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入店前にガラス越しにメニューを確認できるシステムだった。

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店内はL字のカウンターとテーブル席で、隠れ家的な雰囲気とも言える。

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時間的に遅く、あまり食欲がなかったので、私は甘いものを、がっつり食べたい夫はお目当てのパスタを大盛でオーダーした。

大き目のグラスに注がれた水を飲みながら待つことしばし、私が注文したそば粉のクレープ¥650が先に提供された。

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夫によると、きっとこれを食べると予想していたそうだが、私の中では、プチパフェとストロベリーチーズアイスと迷ったのだ。

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そば粉のクレープに、アイスクリームとホイップ、更にチョコソースに蜂蜜?がかけられ、シナモンと粉糖で化粧が施されている。

まずクレープ部分を食べてみると、バターの風味が豊かで美味い。この塩気もバター由来か。クレープは温かく、ホイップはその熱で温まったのかほぼ常温、上に乗せられたアイスは味わいからして私が迷ったストロベリーチーズアイスのようで、得した感がアップした。

チョコソースに蜂蜜で、かなり甘いのではと思ったが、食べてみるとシナモンの作用か、クレープとバターの塩気のためか、何とも良い意味で不思議なハーモニーなのだ。自分ではまずしない組み合わせだが、うまいことまとまっているのは、これまたバランスの妙なのだろう。不思議に思いながらもどこか納得しつつ、このような気分でスウィーツを頂いたのは初めてかもしれない。

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程なくして夫のうにのバター正油スパゲティ¥1200+大盛¥200もテーブルに届いた。細めの麺と、トッピングされた極細海苔が印象的だ。

ふた口ほど分けてもらったが、こちらも大層美味だった。
私はウニは自ら好んで食べることはないが、生臭さもなく、バターも醤油も香りだかかった。

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二人そろってぺろりと完食し、無事に美味しい夕食にありつけたのであった。

💰今回の支払💰¥650(夫が¥100出してくれた)

支払時、店主が駐車場代だと、お釣りとともに百円を手渡してくれた。

第一印象はそっけなかったが、単に不器用というか、人付き合いが苦手なだけなのかもしれない。それとも通い詰めて常連になればまた何か変わってくるのだろうか。店主はギターの演奏にも長けていて、ライブを行うこともあるそうだが、彼がギターをかき鳴らし、歌い狂う姿をこの目で見るまでは、にわかに信じがたいというのが正直な感想だ。演奏スタンスがかき鳴らし歌い狂うものではないのかもしれないが。

他にも気になるメニューが盛り沢山だったので、再訪濃厚な店となった。

【店舗情報】

吉野ダイニング

住所:北海道札幌市北区北24条西2丁目(南1条の旧店舗より移転)
電話:011-758-1630
営業時間・休業日:ブログで告知あり
駐車場:無(隣にコインパーキング有)
店内全域喫煙可
飲み放題プラン有

 

 - 甘味, 洋食, 北区