カラバトカリー~パキスタンカリーセット中盛~【20160515】
2016/05/20
本日日曜日也。ゆっくり起きてだらだらごろごろしていたらあっという間に昼過ぎになった。ツムツムのイベントに勤しむ夫、昼食の話題は出ないので私も好きに過ごしていた。
13時半をとうに回った頃、「昼飯食べに行くぞ~」と、にわかにツムツムを止めて叫ぶ夫と共に家を出た。
ラーメン好きの夫だが、最近はデカ盛りや放題の方にベクトルが向きかかっているようだ。ラーメンだと1杯では満たされないからか。軽快に車を走らせる夫だが、どこに向かっているか尋ねるも返答なし。この道はあの店か?しかし日曜は定休のはずだが。念のためその旨夫に伝えると、「何だと~><そういえばそうだった!」と、素で忘れていた模様、近場で済ませる作戦は失敗に終わりそうだ。
大抵この流れだとどんどん自宅から離れ、時間的にも厳しくなり、昼食難民になるのだ。車は街を抜けて南区方面へ。ここまで来たら、普段提案すると遠いと却下される店をいくつか口にしてみる。その中の有力候補の店舗前を通過すると、15時目前でも営業中で、席はほぼ埋まっていたが駐車場の空きはあった。これはということになり、この店に決めてUターンし、店横の駐車場に無事に停めることができた。毎週かつ連日の遅い昼食で本日も空腹の極みである。
ある意味挑発とも誘惑ともとれる伊田ハイツのこの看板が目印だ。
カラバトカリーである。
独特の趣ある雰囲気漂う店内に一歩入るとスパイスの香が鼻腔をくすぐる。入店時は空席1テーブルだったが、先客達は次々と店を後にし、静かにゆったり食事を楽しめた。
メニューはパキスタンカリーセット一種類とドリンク3種のみ。内容量で普通・中盛・大盛がある。
私は空腹を言い訳に中盛を、夫は当然の大盛をオーダーした。
コップの水と、カトラリーが供される。
天井に貼られた布の撓み具合がまた異国感を演出している。
水曜と、第一日曜が定休日、5/28~6/3まで一週間休みとの張り紙があった。スパイスの買付にでも行くのかと妄想が膨らむ。
5分と待たずにパキスタンカリーセットが提供された。
夫の大盛との比較。普通盛でご飯1膳分、中盛で二膳、大盛で三膳分とのこと。
サラダは薄味で酢と塩胡椒と油などのシンプル系。スパイスの風味を感じるような感じないような。玉ねぎスライスが味のアクセントになり、きくらげと春雨が入るのが特徴だ。
玉ねぎやトマトも入っているとはいえ、目に見える具材は鶏肉のみ。無水カレーとのこと。時々大きめに切られた生姜に当たることもある。
訪問は二回目、前回はもっと油が多く、突き抜けるようなスパイスの香と刺激があり辛味も強めだったが、今回は全体的に穏やかな味わいだった。
ご飯とのバランスを考慮しながら頂く。ご飯だけ食べても美味しい。軟骨は勿論、骨も食べられた。試しに噛んでみたら、シャリ~というか、ゴリ~というか何とも言えない歯触りで若干の背徳感さえ覚えたが初の体験であった。
鶏肉は煮崩れてほろほろになっているが、中には大きい塊が紛れていることもあり心が躍る。かなり煮込んであるのにしっとりとジューシーなのも大きな魅力だ。
あっという間に完食してしまった。家のカレーがこれならば、延々と食べ続けることだろう。大変美味しかった。満足した。ただ、どんな味か、何味かと問われると、明確な返答に困るのだ。まずは一度食べてみてよ。というのが最も的確な返しなのではないだろうか。
食べ終わるのを見計らったかのようにチャイが提供される。サラダとカリーとチャイの「セット」なのだ。
このチャイも本格的だがスパイスは控え目で飲みやすく美味しい。今回も、価格以上の価値を感じて高い満足感を得ることができた。
otoneのカレー特集号に掲載されたこともあったそうだ。
前回もそうだったのだが、ここのカリーを頂くと、その後身体がすっきりする気がするが、スパイスの効果なのだろうか。
美味しい余韻に浸りながら店を後にしたのだった。
💰今回の支払💰¥800也
因みに、店名にもなっている「カラバト」とは、スパイスを最初に発見した人と言われているが、これは実在の人物ではなく、創業者の妄想の中でのことらしい。創業者はカラバトが軌道に乗ったところでご子息に店を任せ、ご本人は横浜に「サリサリカリー」という店をオープンさせ、現在も営業中とのこと。そしてこの「サリサリ」は、カラバトの奥さんなんだそうだ。勿論妄想での話だが。サリサリでは通販もしていて、このHPがとても独特でついつい見入ってしまった。気になる方はチェックされたし。
「サリサリHP」
【店舗情報】
カラバトカリー
住所:札幌市南区藤野2条12丁目6-1伊田ハイツ1F
電話:011-596-1117
営業時間:11:30~21:00
定休日:水曜日・第一日曜日
駐車場有(店横3~4台と店前1~2台)
店内禁煙・テイクアウトあり
ブログを書いているそばからまた食べたくなってきて一人悶えている。