幸楽園~昔風ラーメン~【20170202】
帰宅時間に併せて米が炊き上がるようにタイマーセットをセットし、終業後の夫を迎えに行った。
会社の同僚さんを送り届け、ここまで来たならばと近場で夕食を食べて帰る事にした。
「行ってみる?」
「行ってみちゃう?」
と、これまで幾度となく通りかかり、その度に気になると話題になるも、訪問できずにいたあの店にいよいよやって来た。勢いは大切である。
老舗食堂感満載の幸楽園だ。
店横に駐車場もあり、数台停められる。
緊張の面持ちで入店すると、常連らしい先客の方が、もうすぐ来るからどこにでも座って待っていてねと声をかけて下さった。
お言葉に甘えてカウンターを陣取った。
カウンターは6席、
小上がりは4人掛が4卓ある。カウンター、小上がり共にガスコンロが設置できる。
魅惑のメニューの数々。
小上がりとカウンター上にそれぞれメニューが掲示されていた。
待つこと暫し、あらいらっしゃい、いらしてたのねと店主さんらしき女性が二階から降りてきた。
店の外観からして気難しい爺さんに近いおじさんが営業している勝手なイメージがあったので、小柄でほんわかと柔らかい雰囲気のお母さん的な女性が切り盛りしていた事に驚いた。
食べたいメニューばかりで迷ったが、まずは昔風ラーメンを頂く事にした。
昔風ラーメン ¥600
暖簾情報によると、西山の麺らしい。
若干柔らかめの茹で上がりだったが、これはこれで良いと思える優しい味わいだった。一枚目の写真では分かりづらいが、ゆで卵も入っている。
全体的な味の印象は、「西山っぽい」だった。この感覚は言葉では何とも表現し難いのだが、判る方には分かるだろうか。
夫の辛口みそラーメン ¥650
結構なピリ辛具合だった。野菜入り。
そしてチャーハン ¥600
ひと口分けて貰ったところ、これまた優しい味わいで、肉はチャーシューではなく豚肉が使用されていた。
私が紅生姜を好まないのを知ってか知らずか(勿論知っている)紅生姜をまぶして対策する夫なのであった。キィ。
家庭の台所を思わせる厨房が心を和ませる。
帰りが遅い息子に持帰りができるかと尋ねると、テイクアウト可能とのことなので、カツ丼をお願いした所、ご飯と具が別盛りになるという。我が家ではご飯は既に炊き上がっているので、これ幸いと具のみお願いすると、我らの食事が終盤に差し掛かる頃、これからカツ丼の具を作り~す♪と宣言された後、カツを揚げ、玉子でとじて仕上げてくれた。¥450とのことで、予想より安価でこれまた驚いたのであった。
再びメニュー画像を掲載するが、気になる品が満載で、むしろ食べたくない物がない有様だ。
ギョーザラーメンにカツめし丼、焼肉は定食にもしてくれる。
今回はあまり時間がなかったので短時間の滞在となったが、焼肉関係も是非頂きたい。
さて、無事に帰宅しお持ち帰りカツ丼の具の御開帳である。
アルミで包んだ上でパックに入れ、更にビニール袋で万一の漏れをガードする丁寧な梱包だ。
割り箸までつけて下さった。
開封するとカツ丼の香りが辺りに漂い、食後である事を忘れる。
丼によそればでき上がり。
丼と重は他の器では代用できぬと、今より拘りが強かった若かりし頃の私は小遣いをはたいて業務用販売店で購入したのだ。やはり丼物は丼に入れてこそ丼物として成立するのだ。と、使う度に自己満足に浸るのであった。
実は息子のカツ丼は一切れ抜いてある。
夫が一切れ欲しい。真ん中を。と言うので、さらりと息子にその旨伝えて失敬した。
私もどうしても味見をしたかったので、衣の切れ端と玉ねぎを頂いた。この少量でも充分旨味を味わえた。甘じょっぱい味付けとたっぷり玉ねぎが私の好みだった。
値段も良心的で、いかにも老舗の食堂の雰囲気と味わいが大変気に入った。再訪どころか、常連になりたい店だ。
💰今回の支払💰¥2300也(後に夫から¥1000徴収)キットマタクルヨ♪
【店舗情報】
幸楽園
住所:札幌市西区発寒十三条3-3-12
電話:011-665-3156
営業時間:11:30-21:00
定休日:月曜日(お盆・年末年始休業)
席数:22(カウンター6・小上がり4×4)
全席喫煙可
駐車場:有・店横数台