御福餅本舗 伊勢名物お福餅【20160615】
区役所で用を足し、食堂で昼食を摂った後に、西友に寄った。入店間もなく、館内放送で、伊勢のお福餅が数量限定で入荷したとの案内があり、赤福好きの私は案内されたパン売場へと向かった。パンの陳列棚の隣のワゴンに、京都の生八つ橋などと並んでお福餅も鎮座していた。見覚えのある包装で、十年以上前に食べた事があった。赤福が有名だが、取り寄せるとなると送料もかかる。赤福ではないが、今が買い時か。としばし悩んでいると、隣に立ったご婦人も同じような事を口ずさんでいた。「なかなか機会がありませんものね。」「うちも娘が赤福好きなのよ。」「食べ比べもいいですね。」「そうよね~。」などど、互いに購入を後押しするような言葉を交わし、其々の籠にお福餅を入れたのであった。
息子は要らないというので夜夫と密かに頂いた。
しまった。上下が逆だった。
指先に感じる僅かな湿り気が懐かしい。
パンフレットには美しい伊勢の風景が2カットほど。
蓋を開けるもまだ中は見えず。焦らす。
そう。この形状。じつに久しぶりだ。
艶のあるこし餡。と独特の造形美。
注意深くひとつすくい取った。餡が割れて餅が見えるのは作った当日でないからだろう。しかしそれは伊勢と北国の距離感故、致し方あるまい。
コシのあるしなやかな餅と繊細なこし餡のハーモニーはやはり美味い。思わぬ夜食ならぬ夜おやつに夫も喜んでいた。
💰今回の支払💰¥740也
また再びお目にかかったら、迷わず購入してしまうだろうが、その頻度は年二回程度に抑さえたいものだ。