手打ちそば喜心庵~壱番札弐番札でざるそば食べ放題~【20171123】
11月23日。良い日産の日、良い兄さんの日、勤労感謝の日だ。
土日祝GW盆暮正月無用の私は出勤日だった。
帰宅し昼近くに夫が支度をしていたので私も着いて行った。
どこに行くと聞かれることもなく、目的地は決まっている様子だった。
(最初の目的地はポケモンのジムだったのだが)
そしてやって来たのはこがねショッピング内にある一軒のそば屋だ。
夏位からこの店の話を夫から聞いており、ようやく本日訪問しそうになっていた。
「しそうになっていた」というのは、この店は、先着3名のみ、¥800~¥1000でざるそばが食べ放題になるのだ。
12時近くだったので、既に完売しているかもしれぬと、まずは夫が偵察に行った。
程なくして戻って来たので、ダメだったのだろうと次の店の候補を考えていると、
夫「ちょっと、次はアナタ見てきてョ」と言う。
四「え?無いものは誰が何度見てもないでショ」
夫「いいから、念のため見てきてYO!」
早く行きやがれ!という勢いで命じられたので、険しい顔でしぶしぶ見に行った。
入口は玄関フード状になっていて2段階の扉で、店内がにぎわっているのがガラス戸越しに伺えた。入口できょろきょろと、すっかり怪しいおばさんだよと、ガラス戸を見ると、
あぁ、これね。
案内が貼られているのは夫から聞いておるよ。
と、右側を見ると、札が掛けられてあった。しかも壱番から。(驚きすぎて画像無)
その場で夫に「札、普通にあるけど?」と電話をかけると彼も急いで駆け付けた(といってもすぐそこからだが)
十割そばはある日とない日があるようだ。営業時間が見切れているネ。
店内はほぼ満席、営業の邪魔にならないようにとカウンター席を陣取った。
夫「ほら、やっぱりもう一回見て正解だった」
的な事を言っていた気がするが、私のお陰じゃ、と、私が壱番札(¥800でざるそば食べ放題)夫が弐番札(¥900でざるそば食べ放題)となった。
注文前にレジ横にあった十割そば饅頭を目ざとく見つけ、早速頂いた。
小麦粉米粉不使用で、そばの香ばしい味と香りが楽しめる。餡の具合も良い。
しかも無料←高ポイント
これは食後にはなくなっているぞと私の野生の勘が訴えかけたので先に頂いたが、果たして、退店時には品切れとなっていた。今日の私、冴えてる。
札を見せて注文すると、大変腰が低く、穏やかな印象の店員さんに、そばに海苔を乗せて良いかと尋ねられた。
勿論さ♪とは答えられなかったが、お願いしますと返答した。
何枚ずつお持ちしましょうかと更に尋ねられたので、手間をかけてはいけないと思い、3枚(私)、4枚(夫)でと答えると、一寸都合が悪いとのことだったので、各々2枚ずつ注文した。
店内には蕎麦道具や掲示物などが盛り沢山で、見ていて飽きない。
通常価格。枚数の希望を聞いてくれるようだ。
ざるそばもりそばではなく、海苔ざるそば、海苔なしざるそばという呼び方をしているらしい。
メニューには蕎麦の種類や茹で方、そばつゆの甘辛、普通と大盛の比較など、丁寧な説明がされていた。
一品料理も大変魅力的で、↑右下の、北広島のミシュラン店「そば切りなかむら」さんのご主人直伝の玉子天丼¥380が気になったので注文した。
国産杉の割りばし。香りが気になる場合は別の箸も用意してくれてあるとのこと。
初めて目にする細かい気配りだった。
試しに割りばしを嗅いでみたら、確かに木の芳しい香りがした。
10分程で初回のざるそば2枚が届いた。
これまた個性的な海苔の散らし方だと思ったが、これがまたとても良かったのだ。
このように、どこを取っても海苔がいてくれるのだ。
細く刻んだ海苔をひととこに乗せると海苔ゾーンがあっというまに終わってしまったり、海苔が口中に張り付いたりするのだが、これだとその心配はない。
そばつゆなしで蕎麦のみでも頂いた。香りも歯ごたえも喉越しも総じて良い。
やや甘めのあるつゆが私好みだ。
撮影時間を見て驚愕、届いた時の時間が11:59、上の麺上げ画像が12:00
こちらが12:01だった。
夫に早いねと言われたのはそういうことだったのか。
まさしくぺろりと平らげた。
空のざるを持ち上げると更に蕎麦がある幸せよ。
2枚が来た時点で次を注文したい所だったが、店内盛況にて食べきってから追加を2枚所望した。因みにあつもりとは、〆た蕎麦を再度蕎麦湯で温めたものなのだそうだ。聞き耳によると、そばつゆも温めてくれそうな感じだった。
次の蕎麦が来るまでの間に玉子天丼が届いた。¥380
繊細な天かすというか、玉子のかき揚げなのだろうか。
とりあえず紅生姜には退去してもらい、夫とシェアのため、まずは黄身を崩し、全体に広げてから頂いた。
サクサクの天かす美味、タレ美味、米勿論美味。これは旨い。
食べ応えもあり、大満足だった。
二回目も二枚。
一枚食べ終えても、まだある♪
こちらもぺろりと平らげて、さぁ、どうしましょう。
まだ結構食べられそうだが、客足が途切れることが無く、何やら大忙しな雰囲気だったので、美味しく食べられる程度でやめておこうということになり、
最後は1枚注文し、キリ良く五枚で終了にした。
夫は私が1枚ならばと3枚頼み、その後更に4枚頂き計11枚で終了とした。
先程フェイスブックページで知ったのだが、この店の札の最高は12枚だった。
夫が知っていたら、恐らく15は食べたであろう。知られなくて良かったネ。
最後はそばつゆも使い切り、蕎麦湯の楽しみは次回へ持ち越しとなった。
【今回の支払】2人で¥2080也
会計時に割引券を頂いた。
沢山頂いて割引券まで、心苦しい。
因みに裏面は、
というわけで、月曜定休だ。
入口扉の裏には営業カレンダーも張られている。
ショップカードが赤青二色あるものだから、つい両方頂いてきてしまった。
季節で変えているのかもしれない。
春夏バージョンもあるならば、集めたくなるのが心情というものだ。
親子丼も天ぷら系もどれも美味しそうだったので、是非また訪問したい。
札があったら取ってしまいそうだが、二回以上参加可能なのかは未確認だ。
ショップカードに地図があるのでグルグルマップは今回は割愛する。
【店舗情報】
手打ちそば喜心庵
住所:札幌市手稲区稲穂3条7丁目5-1
電話:011-699-5699
定休日:月曜日
営業時間:11:00~20:00(LO19:30)
席数:カウンター4・4人掛け2卓・小上がり1卓
駐車場:有
店内禁煙
HP
FB
クーポン(1会計¥100引)
参番札までなくなると、このように、札止めが現れる。
そんなこんなで外観は退店後に撮った。
建物左側奥のクロワッサン専門店も気になっているがすぐに完売するらしく、未だありつけずにいるのであった。何とか年内には頂きたいものである。