赤い館エルピア~チョコレートパフェとカツ丼【20160623】

      2016/06/26

そば柳で夕食を摂ったが余計に腹が減ってしまった私と放題なのに修行モードまで食べられなかった夫は、当然の如く二軒目へと向かったのであった。折角こちら方面まで足を伸ばしたので、以前から気がかりだった炎上カフェと呼ばれた事もあるらしいスリーエッグを希望した。私はパフェ狙いだったが食事ができることもありあっさり受理された。

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車を走らせほどなくして現地に到着した。駐車場は一台空きがあったが、店内には若者が溢れ、店外には高校生らしき制服姿が並んでいた。二人とも即座に入店を断念し、ほぼ隣のサンタクリームを除くも店の電気は既に消えていた。

この際だからラーメンにしようと言う夫と甘いものが食べたい私で小さな諍いを経て辿り着いたのがこちらだった。

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赤い館である。時間は21時前、館の赤具合は鳥目の私にはよくわからなかったが赤を基調とした建物のようだった。

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吸い込まれそうになる扉。この時間でも駐車場は8割方埋まっており、続々とではないが後客もあった。

一度訪れた事のある夫からは、「独特で不思議な雰囲気」と聞いていたが店に入るとまさしくその通りの印象を受けた。
意外と広い店内はカウンターとテーブル席、奥のテーブルは懐かしのゲーム機式のテーブルで、昭和感溢れる雰囲気は、歩くと靴底がぺたぺたするような感覚と併せて、どこか懐かしさを感じさせる。

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「喫茶店だけどアオダイショウがいる」と聞いており、実はこれが一番の楽しみでもあった。飼育レイアウトも独特で参考になる部分もあった。他にもガーパイクやシクリッドなどの熱帯魚水槽もあり、席に着く前に随分見入ってしまった。

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グリーンテラーは見つめると鰓を膨らませて威嚇してくるのが面白い。食べ物の写真ばかりのこのブログに生き物が出てくるのは何とも新鮮な気分だ。

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手書きで味のあるメニュー。私はチョコレートパフェを、夫はカツ丼を注文した。

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鏡に映った席の様子。私達が座ったのは麻雀ゲームのテーブルだった。コンセントは抜かれていたのでゲーム機の機能はないようだ。水槽の上や客席に紛れた小さいテーブルやカウンター等至る所に袋麺や書類などの私物的な物が置かれており、一般宅にお邪魔したような錯覚に陥る箇所もあった。

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私の右手側にはシュールな置物が並べられていた。白い像はテープで補強してあった。

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非常に年季を感じさせるオブジェがあるかと思えば、新しそうな写真が飾られていたりと店内は見ていて飽きない。

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昭和な漫画は店内数か所の本棚に、将棋盤は無造作に積まれていた。

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様々な客がいるのだろう、壁には店からのお願い事も貼られていた。

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そうこうするうちに、私のパフェ¥620が運ばれた。独特で不思議と知り合いから聞いていた女性店員はこちらの娘さんだろうか。手が濡れていたのが強烈に印象に残った。
大きなパフェグラスから更にうず高く盛られたそれにテンションが上がる。

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生クリームにチョコソースが掛けられ、チョコスプレーでデコレートされていた。

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ひとしきり撮影した後いよいよ口に運ぶ。ホイップとバニラアイスにチョコソース、見た通りの味だ。食べ進むと中ほどに一層のホイップゾーンがあり、その先は、アイスとチョコソース、正しく外から見た通りの構成だった。

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味わいを言葉で表現するならば、二リットル入りの四角いアイスとチョコソースと業務用のホイップクリームで自分で作った物に近い。アイスとチョコソースとホイップのみのこちらのチョコレートパフェに、私はとても好感を持った。個人的な好みだが、パフェにシリアルやバナナが入るのを好まないからだ。パフェの底にはバナナ、中程にシリアルがぎっしりというのは、かさ増し感がして写真を見ただけでパスしてしまう。それに比べてこちらは小細工なしの真っ向勝負といった構成が清々しい。
最後は夫の提案でチョコソースとアイスを混ぜてチョコレートアイスにして締めくくった。
パフェは序盤はボリュームがあるように感じるが、食べ進むにつれていつの間にか終わりを迎えてしまい、切ない思いをするものが多い中、こちらのパフェは単調ではあるが、「食べた!」という満足感があった。

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そして夫のカツ丼¥1120。
カツ丼が千円以上するのかと思ったが、結構なボリュームだ。どんぶりではなくこの深皿は深さもさながら、表面積が広いが全面的にカツで埋め尽くされている。味はやや濃い目で肉の厚みもあり、ごはんが進む。

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端から端までしっかりカツがあり、夫と二人でこんなに大きい肉は久しぶりに見たと話した。

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因みにかつ丼にはスープと

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食後のコーヒーまで付いていた。これでこの値段なら納得だ。
ハンバーグもカレーもカツカレーもスパゲティー各種も大いに気になる。家から近ければ通い詰めたい店だと感じた。

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引き戸のトイレは男女共用で、入って左側が洋式トイレになっている。この写真は便座に座って撮ったものだ。古そうな見た目だが、水を流す部分がボタン式で、新しいのか古いのか良く分からない不思議なトイレだった。

最後はトイレで終わってしまったが、22時近くに店を出る頃にもまだ後客があった。大柄な男性グループが多めだったのも、料理のボリュームを見ると納得だった。次回は私も食事メニューを楽しみたいと思う。

💰今回の支払💰¥620也

【店舗情報】

赤い館エルピア
住所:札幌市白石区栄通21丁目1-24
電話:011-854-0189
営業時間:11:30~24:00(LO23:30)
定休日:不定休(年4回程度)
駐車場:有(店横10台程)
店内喫煙:全面可
席数:多数・カウンター有

 

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